家長むぎは#MeToo運動の旗手となれ ~セクハラするファンにノーと言えるライバーへ~

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・家長むぎ、新3Dお披露目配信冒頭でセクハラ告発

2019/04/19

家長むぎは新3Dお披露目配信の冒頭、3Dを出す前に自身が受けているセクハラについてファンに対して訴えかけた。

「ずっと耐えてきたがもう耐えれない」

「ファンの人がセクハラをしてくるから悲しいけどする」

以下、言及したセクハラ例を抜粋。

・配信の日に生理だったよね?と聞いてくる

・ファンレターで個人的な連絡先を送りつけられる(運営側で検閲済み)

・ASMRの心音のときは服を脱いでたんですか?と聞いてくる

新3D披露という場の冒頭にこれを行ったということで反発も相次いだ。

事実、この配信のアーカイブに関しては評価数が非表示となっており、低評価も一定数ついたことが予想出来る。


【3D】新しいカラダ、強い。【お披露目】

 しかしながら、ライバー、広域に言えばアイドル側からこうして大々的にセクハラの被害をファンに向けて直接訴えかけたのは非常に印象的であったことに変わりはない。

このことを受けて他のVTuberも呼応するようにセクハラ被害を訴え、注意喚起を促していた。

・忘れかけていた#MeToo運動

さて、この記事の方々は#MeTooを覚えているだろうか。

政治家の方々やなんちゃってフェミニストが嫌いな方々には非常に嫌な響きであるが中身は至って真面目な内容である。

 

【#MeToo(ミートゥー)は、「私も」を意味する英語にハッシュタグ(#)を付したSNS用語。 セクシャルハラスメントや性的暴行の被害体験を告白・共有する際にソーシャル・ネットワーキング・サービスで使用される。「 Me Too」「#metoo」なども用いられる。】wikipediaより引用

 

言葉自体の始まりは2007年と古く、Twitterで使われ始めたのは2017年。

日本でも急速に運動が広まったが後に落ち着き、次第に忘れ去られていきつつあった。

 

・VTuber商売のタブー「ファン批判」に踏み切った家長むぎ

こと、VTuberの生命線はファンである。

たとえ、それがセクハラをするファンであろうが、そのファンがカネをつぎ込んでくれるなら黙って耐えることをしてでもやっていく商魂が必要という考え方もある。

良くも悪くもVTuberは非常にアイドル業界と酷似している。

某握手会では精液をつけた手で握手をするファンもいるという。

そういうファンが居てもアイドルたちは「カネ」と見て耐えていたのだ。

しかし、家長むぎは違った。

彼女は「もう耐えれない」と言っていた。

活動の継続が難しくなり、引退となれば本末転倒。

今回の一連の流れは運営も承諾しての流れだったろうと思われる。

 

・今こそ家長むぎは#MeToo運動の旗手となれ

家長むぎの発言は批判を生んだが逆に多くのVTuberの背中を押すことにもなった。

「私も同じようなことを受けていた」

「セクハラは良くない」

口火を切るように多くのVTuberが声を上げた。

これこそ#MeToo運動そのものではないか。

道を切り開いた家長むぎにはぜひとも旗手となり、多くのVTuberの希望となってほしい。

 

【編集後記】表情を「完全に」読み取ることが難しいVTuberという存在

セクハラというのはされたほうがそう思った時点でセクハラとよく言われる。

例えば、VTuber側がそれを匂わせることを言ってきた場合、こちらがそれに合わせる形でコメントをしたら、ちょっとしたニュアンスの違いでセクハラと捉えられるかもしれない。

塩梅は非常に難しい。

このカードを切ってくるとこちらは無難なことしか言えなくなり、コメントの萎縮にもなりかねないという懸念も当然出てくる。

 

これが例えば対面の会話であったらどうだろう、全く話が違ってくる。

相手の表情を見て、雰囲気を掴んで、その都度言葉を選ぶことが出来る。

正直な話、筆者はコメントのやり取りが苦手だ。

相手になにも伝わらない、ボディーランゲージが使えないのは正直厳しい。

ネットLIVEは双方向というが、実は一方通行ではないだろうか。

この問題は相手の表情を「完全に」読み取ることが出来ない、VTuber特有の問題ではないか。