【所感】VTuberの企業参入による配信業界の崩壊 ~VTuber事務所の社会的責任を問う~

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今のVTuber業界は写真のような焼畑農法的手法が横行しているように見えてならない。

筆者の思うことを正直に書き連ねる。

 

・企業による配信者のスカウト横行

ここ最近のVTuber、特に伸びていて人気がある人というのは大体が前世においてそれなりの活動実績を持っている人が多い。

そして言うまでもなく、前世にもファンが多く存在し、VTuberになるにあたってそのファンを切り捨てるということも多く見受けられた。

中には何も発表することなくアカウントを消して失踪という形をとる人も居た。

もちろん、今のVTuber業界は人気が出ればスーパーチャットの額は青天井である。

自分のやっていることが金になるのであればそれに流れるのは世の常であるしそれを否定することは出来ない。

しかし、その行為によって出来た代償は大きい。

 

・VTuberの引退、それは「死」である

VTuberというのはガワと魂があって存在する。

そしてそれが引退するとき、それすなわち死である。

魂がその先どこにいくかも知ることが出来ず、その後も仮に活動を何らかの形でするとしても追いかけることは出来ない。

歌やゲーム実況、パフォーマンス等など。

そうしたものが全てそこで途絶えてしまうのである。

これはまさしく不幸ではないか。

引退したその後の企業の対応というのは無いというのが当たり前であるが、それで終わらしていいのだろうか。

 

・ネットのアマチュアの活動を根絶やしにしたVTuber事務所の責任

ネットでそこそこ知名度や実績のある配信者をスカウトしてVTuberとさせる事務所はあとをたたない。

それは今現在も行われ、ある種VTuber大量生産時代である。

大量生産であり、大量消費、しかしその先にあるのは何だろうか。

人材の枯渇、VTuberから一般配信に戻ることも難しくなり、ネット上における活動が停滞してしまうのではないだろうか。

本来であればVTuberである必要が無かった人ですらもなってしまい、寿命を縮めてしまっているようにみえる。

 

・VTuber事務所は社会的責任を考えるべきである

今ある人材を食いつぶすことはネットカルチャーの壊滅しかない。

そうならないために、今求められるのはVTuber事務所の社会的責任である。

現存のVTuberへのフォローや契約終了後のことを今一度考え直すべきではないだろうか。

 

・ファンの側も意識改革が必要である

もちろん事務所にばかり負担をかけるわけではない。

この土壌を保つ、育てるのはファン一人一人でもある。

ファンの側の意識改革については過去記事を参照されたい。

 

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・大量生産、大量消費に未来はない

持論として、「Vtuberは持続可能なものであるべき」というのがある。

1~2年の短期間ではなく、数年、いや、生涯を通じてできるようになるべきであるというのが理想である。

そのためには現状のままでは到底不可能である。

今こそ一人ひとりが意識を改め、業界に新しい風を吹かすべきではないだろうか。