VTuberのファンアートの是非を問う 〜正当な対価を支払うべきではないか〜

VTuber界隈を見ていて疑問に思ったことがあった。

企業勢のファンアートが当たり前のようにサムネイルに使われて、様々なところに転用されていて、それに対して何も対価が支払われていない。

一方で、イラストレーターを始めとするクリエイターの地位向上が叫ばれる昨今、果たしてこのままでいいのだろうかと。

自分も、映像・音楽クリエイターとして、ファンアートのあり方を考えるようになった。

企業勢のVTuberのファンアートの利益はVTuberのみならず、その所属元の企業にもいくわけであり、そのことは直視しなければならない。

本来であれば数万はかかるであろうイラストもファンアートの中には顕在される。

最も、大半の企業勢のファンアートは前もって「許可なく使用することがある」という旨が記載されているためそれを承知の上でやっていることなのではあるが、私はそれ自体を見直すべきではないかと思っている。

 

ファンアートのポイントは「自発性」である。

本来は企業から依頼されてそれに応じた対価を支払って商品を納品するのだが、ファンアートは違う。

ファンが自ら描きたいと思い、描き、それがハッシュタグに乗り、VTuberの元に届き、許諾不要で使用が出来る。

 

もうそろそろこのあり方を考え直す時期が来たのではないだろうか。

ファンアートにこれほどまで依存している業界は珍しいだろう。

今後はもっと各社でクリエイターの抱え込みや正当な報酬を支払った上でのことをするべきではないだろうか。

ファンアート依存はいずれ暴発を生みかねないのではないかと筆者は考える。